読み方 : ディーブイディースーパーマルチドライブ

DVDスーパーマルチドライブ【S-Multi】

概要

DVDスーパーマルチドライブとは様々な規格に対応したDVDドライブの種類の一つで、DVD-ROMDVD±RDVD±RWDVD-RAMに対応したもの。様々なディスクの読み込みと書き込みに対応しており、パソコンのDVDドライブの標準的な仕様として普及している。
DVDスーパーマルチドライブのイメージ画像

DVDには複数の記録方式が存在し、「DVD-R」「DVD+R」「DVD-RAM」など、互換性のない規格が乱立した時期があった。DVDスーパーマルチドライブはDVD-ROMの読み込み、DVD-RDVD+Rの読み書き、DVD-RWDVD+RWの読み書き、DVD-RAMの読み書きに対応し、既存の主要な方式をほぼ網羅している。CDについてもすべての方式(CD-ROM読み込み、CD-R/CD-RW読み書き)に対応している。

記録速度はディスクの種類によって異なり、製品のスペック表には「DVD-R 16倍速」「DVD+RW 8倍速」など規格ごとに複数の数値が並ぶ。「x倍速」という表記は基準となる転送速度の何倍かを示す単位で、DVDの場合、「1倍速」は約1.35MB/秒である。読み取り速度も同様に「x倍速」で表記される。

デスクトップパソコン向けの5インチベイに取り付ける内蔵型ドライブと、USB接続で手軽に使える外付け型ドライブがあり、内蔵型の接続方式は他のストレージ装置と同様にSATAシリアルATA)が主流となっている。ノートパソコン向けにはスリム型の内蔵ドライブも広く普及した。

DVDドライブにはDVDスーパーマルチドライブ以外にも、対応している記録方式によっていくつかの種類がある。DVD-ROMDVD-RDVD-RWDVD-RAMのみに対応した製品は「DVDマルチドライブ」、DVDスーパーマルチドライブの対応規格に加え、さらにDVD-RDVD+Rの2層記録(DVD-R DL/DVD+R DL)にも対応したドライブを「DVDハイパーマルチドライブ」という。最も対応規格が豊富なのはハイパーマルチドライブだが、2層記録ディスクはあまり普及しなかったため、コストの低いスーパーマルチドライブを標準とするパソコンメーカーが多い。

(2026.4.11更新)
 

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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