BDXL 【Blu-ray Disc XL】

概要

BDXL(Blu-ray Disc XL)とは、Blu-ray Discの追加仕様の一つで、最大で従来の約2倍に記録容量を拡大したもの。2010年に業界団体のBDA(Blu-ray Disc Association)が策定した。

従来のBlu-ray Discは記録層が1層のディスク25GB、2層で50GBの記録容量だったが、BDXLでは新たに3層TL:Triple Layer)で100GB、4層(QL:Quadruple Layer)で128GBの記録に対応した。

一度だけ書き込み可能な追記型の「BD-R XL」は3層記録と4層記録が規格化されており、繰り返し書き換え可能な「BD-RE XL」は3層記録が規格化されている。100GBの記憶容量は、地上デジタルテレビ放送標準画質なら12時間程度録画できるとされる。

BDXLディスクはBDXL対応機器でのみ書き込みや読み込みが可能であり、記録済みのBDXLディスクをBDXL非対応のドライブで読み込むことはできない。BDXL対応機器は後方互換性があり、1~2層記録の従来型のディスクの読み書きも可能である。

(2022.7.10更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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