USBハードディスク 【USB hard disk】 USB HDD
概要
USBハードディスク(USB hard disk)とは、コンピュータ本体とUSB(Universal Serial Bus)ケーブルで接続・通信するハードディスク装置。外付けハードディスクで最も普及している方式である。USBはコンピュータと様々な周辺機器を接続する汎用的な通信規格で、当初はマウスやキーボードなど入出力装置向けの低速(12Mbps)なインターフェースだったため、ハードディスクの接続には向かなかった。しかし、USB 2.0で480Mbps(メガビット毎秒)、USB 3.0で5Gbps(ギガビット毎秒)と高速化したため、外付けハードディスクの有力な接続手段として浸透した。
USB接続が他の方式より優れている点として、電源を入れたまま装置の着脱ができるホットプラグ(ホットスワップ)への対応や、同じケーブルでコンピュータ本体から給電する機能(USBバスパワー/USB PD)があるため別途電源ケーブルを接続して本体と別に電源操作をしなくてよい点などがある。
USBハードディスクは本体の内蔵ハードディスクで容量が足りない場合の増設用や、装置の故障に備えたデータのバックアップ(複製)のほか、着脱が容易な特徴を活かしてコンピュータ間での大容量データのやり取りにも利用される。
(2019.1.5更新)