焼く 【burn】 CDを焼く / DVDを焼く
概要
焼く(burn)とは、追記・書き換え可能型の光学ディスクにデータを記録すること。正式な場面では用いない俗語の一種で、信号の書き込みを行う際に機器内部で盤面にレーザー光を照射して加熱することに由来する。利用者が手元の機器でデータを書き込める光学ディスクにはCD-R/RW、DVD±R/±RW/RAM、BD-R/REなどの種類があるが、いずれもドライブ(駆動)装置内部のヘッドから回転する盤面に向かって断続的にレーザー光を照射し、塗布された有機色素などを加熱して反射率を変化させ、データを記録する。
この様子を俗に「焼く」と表現したもので、別にディスク全体を加熱したり火に晒すわけではない。「DVDを焼く」という言い方も、「動画をDVDに焼く」という言い方もすることがある。粗悪なディスクや機器のトラブルなどで正しくデータを書き込めなかったことを「生焼け」と呼んだり、同じ内容のディスクを何枚も複製することを「焼き増し」と呼ぶことがある。
(2022.5.19更新)