読み方 : ディーブイディーハイパーマルチドライブ

DVDハイパーマルチドライブ

概要

DVDハイパーマルチドライブとは記録型DVDのほぼすべての規格に対応した光学ドライブDVD-ROMDVD-RDVD-RWDVD+RDVD+RWDVD-RAMの読み書きに加え、2層記録メディアであるDVD-R DLおよびDVD+R DLへの書き込みにも対応する。CDについてもCD-ROMCD-RCD-RWのすべてを扱える。
DVDハイパーマルチドライブのイメージ画像

DVDドライブの製品カテゴリーの一つで、読み取り専用のDVD-ROMのほか、1回書き込み型のDVD-RDVD+R、書き換え型のDVD-RWDVD+RW、そしてDVD-RAMに対して読み書きが可能である。さらに、1枚のディスクに通常の約2倍のデータを記録できる2層記録方式のDVD-R DLDVD+R DLの読み書きにも対応する。

先行して登場した「DVDマルチドライブ」はDVD-ROMDVD-RDVD-RWDVD-RAMに対応し、2層記録以外のすべての方式に対応したものは「DVDスーパーマルチドライブ」という。DVDハイパーマルチドライブはこれに加えてDVD±Rの2層記録への書き込みを加えた最上位の区分にあたる。

この製品区分が登場した背景には、2000年代前半における記録型DVDの規格乱立がある。DVD-R系を推進するメーカー群とDVD+R系を推進するメーカー群が市場で並立し、利用者はドライブとメディアの規格の対応関係を意識しなければならない状況が続いていた。

DVDハイパーマルチドライブはこうした規格の分断を吸収し、メディアの種類を問わず利用できる製品として登場した。パソコンメーカーにとっても標準搭載するドライブを一本化できる利点があり、2000年代半ば以降はノートパソコンを中心に搭載された。しかし、2層記録はディスクも対応機器も当初期待されたほどは普及せず、安価に製造・販売できるDVDスーパーマルチドライブの方が広く普及する結果となった。

(2026.6.3更新)
 
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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