LFF 【Large Form Factor】 ラージフォームファクタ

概要

LFF(Large Form Factor)とは、主に電子機器の外形やサイズを示す表現の一つで、相対的に大きめなサイズのこと。「SFF」(Small Form Factor)の対になる用語として用いられる。

ストレージ装置のLFF

ハードディスクSSDなどコンピュータに内蔵するストレージ装置ドライブ装置)のうち、3.5インチハードディスクと同じ筐体サイズ・形状のことをLFFという。2.5インチハードディスクと同じサイズのSFFと対比される。

筐体形状は薄い箱型で、奥行き5.75インチ(約14.6cm) 幅4インチ(約10.2cm) 高さ(厚み)1インチ(約2.5cm)が標準サイズとして普及している。厚みは製品によってこれより厚い場合や薄い場合もある。ネジ穴の位置なども規定されており、異なるメーカーの製品を組み合わせて使用することができる。

1980年代から業界標準として慣習的に使われてきたが、1999年に当時のEIAElectronic Industries Alliance)がEIA-740として規格化した。内容的には同様の仕様がSNIA(Storage Networking Industry Association)によってSFF-8301としても発行されている。

(2023.6.4更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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