DVD-R DL 【DVD-R Dual Layer】
概要
DVD-R DL(DVD-R Dual Layer)とは、利用者が一度だけ内容を記録できるDVD-R規格の拡張仕様の一つで、片面2層記録が可能なもの。1層記録DVD-Rの2倍近い8.54GBの記録が可能。DVD-Rは何も記録されていない「空の」ディスクを利用者が購入し、手元の機器で一度だけデータを記録することができる「追加型」と呼ばれるDVDで、大容量データのバックアップや運搬などのために利用される。
通常のDVD-R規格は片面1層記録型のディスクを使い、読み込み専用のDVD-ROMなどと同じ4.7GBの記憶容量だが、DVD-R DLは深さの異なる2層の記録面を利用することができ、約1.8倍にあたる8.54GBまで記録することができる。
2層記録を利用するにはドライブが対応している必要があり、専用のディスクを用いる必要がある。読み込み側の機器もDVD-R DL規格に対応している必要があるため、書き込んだ機器以外で読み込みや再生を行うデータの運搬などの用途にはあまり向いていない。
(2021.12.7更新)