2.5インチハードディスク 【2.5-inch hard drive】 2.5インチHDD
主に内蔵ハードディスク製品で用いられるサイズで、一台の装置に2.5インチのディスク(プラッタ)が数枚収められた構造になっている。筐体の寸法や形状、コネクタやネジ穴の位置なども標準化されている。筐体サイズは奥行き10cm×幅7cmで、厚さは容量(プラッタ枚数)により7mm、9mm、15mmの3種類がある。
デスクトップパソコンやサーバなどで一般的な3.5インチハードディスクより記憶容量は少ないが、一回り小さく薄型軽量である。コネクタ形状は3.5インチと共通のATAやSATAのほか、mSATAなどノートパソコン向けの小型の仕様が用いられることがある。
ノートパソコン向けの内蔵ハードディスクで広く利用され、SSDが主流となってからも同じ筐体サイズの2.5インチSSDが広く普及した。プラッタの面積や筐体サイズをさらに小型化した派生仕様として1.8インチハードディスクや1インチハードディスクも開発されたが、あまり普及しないうちにSSDやメモリーカードなどに代替された。
(2024.6.22更新)