オーサリングソフト 【authoring tool】 オーサリングツール

概要

オーサリングソフト(authoring tool)とは、文字や画像、音声、動画などの要素を組み合わせて一つのソフトウェアメディア作品を組み立てるソフトウェアメディア素材の編集や統合をなって一つの作品に仕上げる機能を持つ。

特に、プログラミング言語マークアップ言語などによるコードの記述を極力廃し、マウス操作など直感的な方法で作業を進めることができるようなものを指すことが多い。そのような編集作業のことを「オーサリング」(authoring)という。

グラフィック表示・操作(GUI)を多用した対話的な操作で、様々な種類の素材の空間上や時系列の配置、利用者や外部システムとの相互作用の設定などをうことができる。画像や動画などのメディア素材の作成・編集機能は持たない場合が多く、別のツールで製作・編集する必要がある。

編集した作品はそのツールが目的とする最終成果物に適した形式で出力される。例えば、特定のメディア形式のファイルとして出力したり、実行可能なプログラムファイルなどに変換したり、印刷物や文書データとして出力することができる。製作物の種類に応じて「DVDオーサリングツール」「Webオーサリングツール」などのように呼ぶ。

DVDBlu-ray Discでは、映像素材を集めて動画形式の変換やチャプター設定、字幕やテロップの挿入、メニュー画面の作成をい、一本の映像タイトルに仕上げる工程をオーサリングと呼び、これをうための専用のツールをオーサリングソフトという。現代では単にオーサリングソフトといった場合はこれを指すことが多い。

(2022.7.27更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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