ASP.NET 【Active Server Pages .NET】 ASPX

概要

ASP.NET(Active Server Pages .NET)とは、.NET環境Webサーバ上で、Webページの送信時に動的プログラム実行する仕組み。ASP(Active Server Pages)の後継で、Webアプリケーション開発運用に用いられる。

マイクロソフトMicrosoft)社のWebサーバソフトウェアIIS」(Internet Information Services)などで利用可能なソフトウェア環境で、Webページ内に記述されたプログラムを閲覧者の送信要求に従って起動し、処理結果をページ内に反映させることができる。一つのファイルHTMLコードなどとプログラムコードを混在させることも、両者を分離して別々のファイルにまとめることもできる。

プログラム実行は同社の.NET Frameworkなどの.NET実行環境CLR)によってわれる。.NETに共通する様々なプログラミング言語Visual Basic. NET、C#JScript.NETなど)で開発でき、共通のクラスライブラリなどを通じて豊富な機能を呼び出すことができる。

開発者の記述したプログラムは自動的にコンパイルされて実行可能コードに変換されるため高速に実行できる。コンパイル済みのコードは専用の領域に自動的に保管(キャッシュ)され、閲覧要求のたびにコンパイルしなくて済むようになっている。プログラムが更新されると自動的にこれを検知して再コンパイル、再キャッシュされる。

同社の開発ツールである「Visual Studio」では、「Web Forms」というWebアプリケーションフレームワークを応用し、ASP.NETを用いたWebアプリケーションの操作画面をグラフィック表示・操作(GUI)で設計するRADツールが付属している。

操作要素の一覧からボタンを選んでページ上に配置し、ラベルや動作を定義するといったように、Windowsアプリケーションなどと似た手法でASP.NETアプリケーション構築していくことができる。「ASP.NET MVC」など他のフレームワークも用意されている。

(2018.7.29更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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