帯域幅 【bandwidth】 周波数帯域 / バンド幅

概要

帯域幅(bandwidth)とは、通信などに用いる周波数の範囲のこと。信号の伝送に用いる電気や光、電波周波数の上限と下限の差をHz(ヘルツ)で表したものとすることが多い。

電波などの場合は、ある伝送チャネルが占有する周波数の上限と下限の幅を指し、例えば900~920MHzを使用する場合、帯域幅は20MHzとなる。電気信号などでベースバンド伝送う場合は伝送する信号の周波数自体を帯域幅という場合もある。

データ通信搬送波の帯域幅が広ければ広いほど高速に伝送できることから、周波数そのものとは無関係に通信速度が速い(遅い)ことを指して「帯域が広い(狭い)」と言うことがある。本来は誤用だが一般にある程度定着している。

特に、インターネットへの接続に関しては、アナログ電話回線やISDN回線など通信速度が概ね500kbps程度以下の接続環境を「狭帯域」「ナローバンド」(narrowband)と呼び、ADSL光ファイバーなど高速な接続環境のことを「広帯域」「ブロードバンド」(broadband)と呼ぶ。

(2019.4.17更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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