読み方 : たいいきはば

帯域幅【bandwidth】周波数帯域/バンド幅

概要

帯域幅とは通信などに用いる周波数の範囲のこと。信号の伝送に使われる電気や光、電波について、その周波数の上限と下限の差をHzヘルツ)で表したものを指すことが多い。
帯域幅のイメージ画像

電波の場合、帯域幅はある伝送チャネルが占有する周波数の上限と下限の幅である。例えば900~920MHzの範囲を使用する通信であれば、帯域幅は20MHzとなる。電気信号ベースバンド伝送を行う場合は、伝送する信号の周波数自体を帯域幅と呼ぶこともある。

データ通信は搬送波の帯域幅が広いほど一定時間に多くの情報を送ることができ、伝送速度も速くなる。この関係から、周波数の値そのものとは関係なく、通信速度が速いことを「帯域が広い」、遅いことを「帯域が狭い」と表現する場合がある。

実際の通信速度は帯域幅だけで決まるわけではなく、変調方式や信号品質、誤り訂正方式、通信プロトコルなどの影響も受ける。このため、帯域幅と通信速度を同一視することは厳密に言えば誤りだが、実務上は広く使われており、定着した言い回しとなっている。利用者が多く回線が混雑している状態を「帯域不足」と表現することもある。

インターネット接続の分野では、この通信速度に基づく区分が定着している。アナログ電話回線やISDN回線のように、通信速度がおおむね500kbps程度以下の接続環境は「狭帯域」(narrow bandナローバンド)と呼ばれる。これに対し、ADSLや光ファイバーなど、それよりも高速な接続環境は「広帯域」(broadband:ブロードバンド)と呼ばれる。現在では光ファイバーや高速な移動体通信方式が普及し、数百Mbpsから数Gbps級の通信速度を実現するサービスも一般的となっている。

(2026.6.23更新)
 

他の辞典等による「帯域幅」の解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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