機密性 【confidentiality】

概要

機密性(confidentiality)とは、情報セキュリティの基本的な概念の一つで、正当な権限を持った者だけが情報に触れることができる状態。また、そのような状態を確保・維持すること。

正規に許可を得た人だけが、認められた範囲内で情報に触れることができ、故意や誤りによる情報の漏洩や改竄、削除などを引き起こすことができない状態を表す。

機密性を確保するには、利用者の識別や認証、所属や権限に応じた情報や機能へのアクセス制御情報の閲覧や複製、移動に関する履歴の記録や監査などが適切にわれる必要がある。

完全性」(Integrity)「可用性」(Availability)と合わせて、情報セキュリティの三要素、または、それぞれの英単語の頭文字を取って「C.I.A.」と呼ばれることがある。

(2020.2.5更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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