コントロールトータルチェック
概要
コントロールトータルチェックとは、情報システムが扱うデータの完全性を担保する仕組みの一つで、データを移転する際などに処理前と後のそれぞれの和(合計)を計算して比較すること。企業のIT統制の一環としてソフトウェアに実装されることが多い。会計システムなどでデータ入力やシステム間の受け渡しを行う際に、入力や伝送、処理などの前後で金額や件数などの合計を算出し、比較・照合することでデータの重複や漏れが生じていないことを確認する。データの正確性と網羅性を確保することができる。
コントロールトータルチェックはIT統制の中のIT業務処理統制において求められるテスト手法で、エディットバリデーションチェック、プルーフリスト、マッチング、アクセスコントロールなどと並んで重要な統制活動の一つである。
(2021.8.5更新)