チェックデジット 【check digit】 チェックディジット / 検査数字 / チェックキャラクタ

概要

チェックデジット(check digit)とは、数字列の誤りを検知するために付加される検査用の数字のこと。また、そのような数字を用いた誤り検出方式。バーコードや銀行の口座番号などに利用されている。
チェックデジットのイメージ画像

番号を伝達したり記録する際に誤りが生じたり、悪意の攻撃者が番号の改竄や偽造を試みると正規に発行した番号ではなくなるが、チェックデジットによる検査を行うことで簡単に誤った番号であることを検知することができる。

最もよく用いられる方式は、各桁の値に一定の規則に従った係数を乗じた値の和を求め、それを定められた係数で割った余りを末尾に付加する方法である。元の番号の数字が少しでも違っているとチェックデジットが全く異なる値になるため、誤りを検出することができる。

偶発的な誤りを検知することが主目的の場合は算出方法は簡易なものにして公開されるが、偽造の防止などが必要とされる場合は適合する番号が簡単に逆算できないような複雑な計算方法を採用したり、算出方法を非公開とすることもある。

(2020.3.29更新)

アルゴリズムの用語一覧

試験出題履歴

ITパスポート試験 : 平22秋 問61 平22秋 問88
基本情報技術者試験 : 令7修6 問17 令5修6 問17 令4修1 問23 令2修7 問23 平31修1 問24 平29秋 問24 平28修7 問24 平28修1 問24 平26修12 問4 平26修7 問24 平25修12 問28 平25秋 問3 平25修6 問5 平24春 問57 平24修1 問27 平23修12 問58 平23修1 問59 平22修7 問29 平22修6 問29