チェックデジット 【check digit】 チェックディジット / 検査数字 / チェックキャラクタ

概要

チェックデジット(check digit)とは、数字列の誤りを検知するために付加される検査用の数字のこと。また、そのような数字を用いた誤り検出方式。バーコードや銀行の口座番号などに利用されている。

番号を伝達したり記録する際に誤りが生じたり、悪意の攻撃者が番号の改竄や偽造を試みると正規に発行した番号ではなくなるが、チェックデジットによる検査をうことで簡単に誤った番号であることを検知することができる。

最もよく用いられる方式は、各桁のに一定の規則に従った係数を乗じたの和を求め、それを定められた係数で割った余りを末尾に付加する方法である。元の番号の数字が少しでも違っているとチェックデジットが全く異なるになるため、誤りを検出することができる。

偶発的な誤りを検知することが主目的の場合は算出方法は簡易なものにして公開されるが、偽造の防止などが必要とされる場合は適合する番号が簡単に逆算できないような複雑な計算方法を採用したり、算出方法を非公開とすることもある。

(2020.3.29更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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