ICT 【Information and Communication Technology】 情報通信技術
概要
ICT(Information and Communication Technology)とは、情報や通信に関連する科学技術の総称。特に、電気、電子、磁気、電磁波などの物理現象や法則を応用した機械や器具を用いて情報を保存、加工、伝送する技術のこと。コンピュータなどのデジタル機器、その上で動作するソフトウェア、情報をデジタル化して送受信する通信ネットワーク、およびこれらを組み合わせた情報システムやインターネット上の情報サービスなどを総称する。
「IT」(Information Technology:情報技術)もほぼ同義として用いられ、日本ではITの方が定着しているが、英語圏など国際的にはICTの方が通りが良い。総務省の「IT政策大綱」が2004年から「ICT政策大綱」に名称を変更するなど、日本でも定着しつつある。
ICTには “Communication” が含まれることから、デジタル通信を前提とする諸技術(インターネットなど)という意味合いをもたせる場合もある。また、ITをコンピュータやデジタル通信などの原理的な側面など技術そのもの、ICTを社会や生活への情報技術の適用や応用、といったニュアンスで区別する場合もある。
(2020.7.5更新)
関連用語
他の辞典による解説 (外部サイト)
この記事を参照している文書など (外部サイト)
- 地方共同法人日本下水道事業団 技術戦略部「JS技術開発情報メール №.151号 下水道よもやま話」(PDFファイル)にて引用 (2014年6月)
- 日本弁理士会 月刊パテントVol.61 No.8「デジタルコンテンツの視点からみた文化産業と知的財産」(PDFファイル)にて引用 (2008年8月)
- 日本総合研究所 内閣府請負調査「『NPO情報ポータルサイト』の構築に向けた基礎調査 報告書」(PDFファイル)にて引用 (2006年3月)