相関係数 【correlation coefficient】
概要
相関係数(correlation coefficient)とは、2つのデータ系列の間にどの程度強い相関が見られるかを表す値。-1から1の間の実数で表され、両者の値の変化が正比例(線形相関)の関係に近いほど絶対値が大きくなる。2つの事象に関わりがあり、一方が変化するともう一方も変化するような関係を「相関」という。一方が増えるともう一方が増える関係を「正の相関」、一方が増えるともう一方は減る関係を「負の相関」という。
相関係数は同じ数の2つのデータ系列から算出される統計量の一つで、-1から1の間の実数を取る。値が0ならば両者に相関はなく、1なら完全な正の相関、-1なら完全な負の相関がある。1または-1のときは両者の関係を という形の一次関数として記述することができる。
相関係数は、同数のデータ系列 と から算出した共分散 とそれぞれの標準偏差 および を用いて として求められる。これは平均 と を用いて下記の式のように表される。
(2024.5.19更新)