読み方 : そうかんけいすう

相関係数 【correlation coefficient】

概要

相関係数(correlation coefficient)とは、2つのデータ系列どの程度強く連動しているかを表す値。-1から1の間の実数で表され、両者の値の変化が正比例の関係に近いほど絶対値が大きくなり、まったく連動していなければ0に近い値となる。

解説 2つの事象に関わりがあり、一方が変化するともう一方も変化するような関係を「相関」という。一方が増えるともう一方が増える関係を「正の相関」、一方が増えるともう一方は減る関係を「負の相関」という。

相関係数は同じ数の2つのデータ系列から算出される統計量の一つで、-1から1の間の実数を取る。値が0ならば両者に相関はなく、1なら完全な正の相関、-1なら完全な負の相関がある。1または-1のときは両者の関係を y=ax+b という形の一次関数として記述することができる。

相関係数は、同数のデータ系列 (x1,x2,…,xn)(y1,y2,…,yn) から算出した共分散 sxy とそれぞれの標準偏差 sx および sy を用いて sxysxsy として求められる。これは平均 x-y- を用いて下記の式のように表される。

i=1 n (xi-x-) (yi-y-) i=1 n (xi-x-) 2 i=1 n (yi-y-) 2
(2024.5.19更新)

他の用語辞典による「相関係数」の解説 (外部サイト)

資格試験などの「相関係数」の出題履歴

▼ 基本情報技術者試験
令7修1 問2】 相関係数に関する記述のうち,適切なものはどれか。
令6修12 問58】 図は,製品の製造上のある要因の値xと品質特性の値yとの関係をプロットしたものである。この図から読み取れることはどれか。
令6公 問19】 図は,製品の製造上のある要因の値xと品質特性の値yとの関係をプロットしたものである。この図から読み取れることはどれか。
令4修7 問76】 図は,製品の製造上のある要因の値xと品質特性の値yとの関係をプロットしたものである。この図から読み取れることはどれか。
令4修1 問3】 相関係数に関する記述のうち,適切なものはどれか。
令3修12 問2】 標本相関係数が -0.9,-0.7,0.7,0.9 のいずれかとなる標本の分布と回帰直線を表したグラフのうち,標本相関係数が-0.9のものはどれか。
平28修1 問78】 昨年度と今年度の入社試験問題を比較するために,多数の社員に両年度の問題を解答させた。昨年度の問題の得点をx軸に,今年度の問題の得点をy軸にとって,相関係数と回帰直線を求めた。
平27修12 問76】 図は,製品の製造上のある要因の値xと品質特性の値yとの関係をプロットしたものである。この図から読み取れることはどれか。
平27修7 問3】 標本相関係数が -0.9,-0.7,0.7,0.9 のいずれかとなる標本の分布と回帰直線を表したグラフのうち,標本相関係数が-0.9のものはどれか。
平26春 問77】 図は,製品の製造上のある要因の値xと品質特性の値yとの関係をプロットしたものである。この図から読み取れることはどれか。
平26修1 問76】 昨年度と今年度の入社試験問題を比較するために,多数の社員に両年度の問題を解答させた。昨年度の問題の得点をx軸に,今年度の問題の得点をy軸にとって,相関係数と回帰直線を求めた。
平24修1 問74】 図は,製品の製造上のある要因の値xと品質特性の値yとの関係をプロットしたものである。この図から読み取れることはどれか。
平23修6 問75】 昨年度と今年度の入社試験問題を比較するために,多数の社員に両年度の問題を解答させた。昨年度の問題の得点をx軸に,今年度の問題の得点をy軸にとって,相関係数と回帰直線を求めた。
平23修1 問3】 標本相関係数が -0.9,-0.7,0.7,0.9 のいずれかとなる標本の分布と回帰直線を表したグラフのうち,標本相関係数が-0.9のものはどれか。
平22春 問76】 昨年度と今年度の入社試験問題を比較するために,多数の社員に両年度の問題を解答させた。昨年度の問題の得点をx軸に,今年度の問題の得点をy軸にとって,相関係数と回帰直線を求めた。
平21秋 問76】 図は,製品の製造上のある要因の値xと品質特性の値yとの関係をプロットしたものである。この図から読み取れることはどれか。