コンピュータネットワーク【computer network】
概要
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ネットワークを構成する機器は、発信・受信の主体となる端末のほか、通信経路を中継するルータやネットワークスイッチ、無線アクセスポイントなども含まれる。機器間ではあらかじめ定められた通信規約(プロトコル)に従ってデータがやり取りされる。
現在はインターネットなどのIP(Internet Protocol)を基盤とする通信ネットワークが普及しており、製造元や所属が異なる機器同士でも相互接続が可能となっている。ファイルの共有や電子メールの送受信、Webサイトの閲覧、業務システムの利用など様々な情報通信サービスが実現している。
主な分類
規模や通信範囲による分類では、建物内や事業所内など限定された範囲を結ぶ「LAN」(Local Area Network)、企業の複数拠点や国・地域をまたいで広域的に接続する「WAN」(Wide Area Network)が代表的である。大学や企業の敷地内に展開される「CAN」(Campus Area Network)や、個人が身につけたり持ち歩く機器同士を近距離で結ぶ「PAN」(Personal Area Network)といった分類も用いられる。これらの区分は明確な境界を持つものではなく、実際の構築範囲に応じて重なり合うこともある。
伝送媒体や通信方式で分類することもできる。媒体としては金属線ケーブル、光ファイバー、電波などの種類があり、通信方式には有線ネットワークの「イーサネット」(Ethernet)、無線ネットワークの「Wi-Fi」、移動体通信ネットワークの「4G」「5G」などの種類がある。上位の通信規約に共通してIPを用いることで、こうした媒体や方式の違いを超えて様々なネットワークが一つに統合されている。
インターネットとIP
世界中の企業や組織、個人が個別に運営する無数のネットワークを、IPによって相互接続したものが「インターネット」(Internet)である。各ネットワークの仕様や規模、管理主体は異なるが、共通のプロトコルに従うことで地理的に離れた機器同士でもデータの交換が可能になっている。
これに対し、社内や家庭内など限定された範囲で構築され、外部から直接アクセスできない「プライベートネットワーク」も存在する。技術的にはインターネットと同じIPベースの仕組みを用いることが多いが、外部との接続範囲やアクセス制御の方針によって区別される。近年ではクラウドサービスの利用拡大に伴い、組織内ネットワークとインターネットを組み合わせて情報システムを運用する形態が一般的となっている。