WebView2
概要
WebView2とは、Microsoft .NETベースのWindowsアプリケーションに組み込むことができる部品化されたプログラム(コントロール)の一つで、ChromiumベースのMicrosft Edgeの機能を呼び出してWebブラウザとして利用することができるもの。米マイクロソフト(Microsoft)社が提供しているソフトウェアで、開発者は自作の.NETアプリケーションにWebView2を組み込むことで、Windowsに同梱されている標準Webブラウザ「Microsoft Edge」を呼び出し、アプリケーション内でWebブラウザの機能を実現することができる。
同社では従来から、Internet Explorer 11の機能を組み込むことができる「WebBrowser」コントロール、同社独自開発の旧版Microsoft Edge(EdgeHTMLベース)の機能を組み込む「WebView」コントロールを提供してきたが、これらはいずれもWebブラウザ側が開発・提供中止となったため、今後は利用できなくなる。
現在の新版Microsoft Edgeは、オープンソースのWebブラウザである「Chromium」(およびBlink描画エンジンなどの構成要素)をベースに開発されたもので、米グーグル(Google)社のGoogle Chromeなどと基本的な機能は共通している。WebView2はその機能を呼び出してWebページ表示機能として利用することができる。
(2023.5.31更新)