ナレッジベース 【knowledge base】 KB / 知識ベース

概要

ナレッジベース(knowledge base)とは、組織内で有用な情報、知見を一定の形式でデータ化、文書化して蓄積、共有できるようにしたもの。知識のデータベース

企業などの組織で各個人が日々の業務や活動の中で得る経験や知見、資料、データ、ノウハウ、コツ、トラブル解決法といった有用な情報ITシステムに記録し、他のメンバー検索したり参照できるようにデータベース化したものを指す。

従来は暗黙知として個人の中に溜め込まれていたような情報を形式知として共有することで、業務の効率化や均質化、技能や知識の属人性の排除、組織全体として能力の底上げ、引き継ぎや新メンバーへの知識移転の効率化などが期待できる。ナレッジベースなどを用いて組織内の知識を管理をうことを「ナレッジマネジメント」(knowledge management)という。

具体的な構築手法として、専用のナレッジベースツールやFAQシステム、社内Wikiなどを導入して独立したシステムとする手法のほか、グループウェアに業務システムに記録された情報を利用する手法、文書ファイル群に対するエンタープライズサーチやデータベースシステムに対するデータマイニングなどができる環境を整える手法などがある。

(2021.5.19更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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