ドメイン参加 【domain join】

概要

ドメイン参加(domain join)とは、Windowsネットワークの管理単位の一つであるActive Directoryドメインにコンピュータを参加させ、ドメイン内の他のコンピュータと共通のアカウント情報や利用権限を使えるようにすること。

Active Directoryは主に大規模なWindowsネットワークで導入される管理システムで、Windows Server上の「ドメインコントローラ」(domain controller)と呼ばれる管理機能を用いてドメイン内のWindowsシステムの利用者アカウントやネットワーク上の資源(各コンピュータ内のファイルや周辺機器など)のアクセス権などを一元管理する。

ドメイン参加したコンピュータは他のコンピュータと共通のアカウントやセキュリティ設定などを利用するようになる。一度のログオン手続きで、ドメイン内の他のコンピュータの管理する資源にも、管理者の設定した権限の範囲内でアクセスできるようになる。

ドメイン参加の機能はクライアント向けのWindows製品のうち、主に企業向けの「Professional」系や「Business」「Enterprise」系のエディションにはあるが、主に家庭向けである「Home」系のエディションにはない。

(2020.3.31更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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