SYSVOLフォルダ

概要

SYSVOLフォルダとは、Active Directoryドメインコントローラ間で共有する設定ファイルなどを置くためのフォルダ。システムフォルダ内に作成され、ドメインコントローラ間で共有される。

Active DirectoryWindows Serverの機能の一つで、Windowsネットワーク上の利用者アカウント共有フォルダなどの資源を一元的に管理する仕組みである。ネットワーク内の「ドメイン」という範囲を管理単位とし、「ドメインコントローラ」と呼ばれるWindows Server機が資源やアクセス権限などの管理をう。

Windows ServerActive Directoryを有効にすると、システムフォルダ(%SystemRoot%、通常はC:Windows)の内部に「SYSVOL」というフォルダが作成され、グループポリシーログオンスクリプトなどの設定ファイルが置かれる。

SYSVOLフォルダは自動的に共有フォルダに設定される。同じドメインを管理するコントローラ間で双方向にファイルが複製され、同じ内容が維持されるよう常に同期される。この仕組みは「DFSR」(DFS Replication)によって実現しており、古い環境では「FRS」(File Replication Service)が用いられる。

(2024.3.14更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる