GitLab
概要
GitLabとは、Gitリポジトリ管理システムを中心とする、チームによるソフトウェア開発を支援するツール。同名の米国企業(GitLab社)が開発し、オープンソースとして公開されている。ホスティングサービスも提供している。バージョン管理システム「Git」でデータを集積・管理するリポジトリを作成・運用することができる。 バグや課題などを登録して進捗を管理する課題管理システム(ITS:Issue Tracking System)、開発者が情報交換するためのWiki、CI/CDパイプライン、セキュリティテストなどの機能も備えている。
ソースコード管理のような開発支援だけでなく、リリース、デプロイ、構成管理、セキュリティ対策などソフトウェアの導入、運用、改善を支援する機能も統合されており、同社ではGitLabを、ソフトウェアの開発、運用、セキュリティを統合する「DevSecOpsプラットフォーム」であるとしている。
アプリケーションとしてのGitLabはMITライセンスに基づいてオープンソースソフトウェアとして公開されており、これを自社で手配したサーバに導入することで、自前のGitリポジトリおよびチーム開発環境として運用することができる。
また、同社ではGitLabをインターネットを通じてサービスとして提供するホスティングサービスも用意しており、契約すればすぐに使い始めることができる。個人向けプランは無料で、法人向けは1ユーザーあたり月29米ドルの「Premium」プラン、月99米ドルの「Ultimate」プランを用意している。
(2023.9.30更新)