リコンパイル 【recompile】 再コンパイル
概要
リコンパイル(recompile)とは、ソースコードからオブジェくコードに変換するコンパイル(compile)処理を同じプログラムに対して再度行うこと。ソースコードから再度行う場合と、オブジェクトコードを別の形式のコードに変換する場合がある。開発時に行われるリコンパイルは、ソースコードを一度コンパイルしてテストしたり実行したりしてみたあと、修正や新しい機能の追加などを行い、再びコンパイルし直すことを指す。処理系によってはリコンパイル時には更新された箇所だけを解析しなおして時間を短縮する機能を持っている場合もある。
オブジェクトコードを読み込んで別のオブジェクトコードにコンパイルし直す場合もある。多くは実行時に行われるため「動的リコンパイル」(dynamic recompilation)と呼ばれることが多い。配布形式に中間コードを利用する言語や処理系で一般的な手法である。
Javaや.NET言語では、開発時のコンパイルによってソースコードから仮想マシン(VM)向けの中間コードで記述されたオブジェクトコードを生成する。実行時には、これを実行環境に用意された仮想マシンが読み込み、その環境のCPUが直に実行できるネイティブコードにリコンパイルして実行する。
(2023.8.3更新)