ディレクトリパス 【directory path】
ストレージの内部は、多数のファイルをグループ分けして整理しやすいように、複数のファイルを格納できるディレクトリが多段階の入れ子状になった構造になっている。特定のディレクトリの位置を指し示すため、最上位階層から目的のディレクトリまで順にディレクトリ名を並べて記したものがディレクトリパスである。
例えば、UNIX系OSで「/foo/var」というディレクトリパスは、ルートディレクトリ(最上位ディレクトリ)にある「foo」ディレクトリの中にある「var」ディレクトリを指している。この場合「var」がファイルなのかディレクトリなのかはこの表記だけでは分からないため、ディレクトリであることを明示したい場合は「/foo/var/」のように末尾を区切り記号とする。
Windowsでは先頭をドライブ名、区切り文字を「¥」(日本では円マーク、欧米ではバックスラッシュ「\」)として、「C:¥foo¥var」のように記述する。これは先の例と同じように「Cドライブのfooフォルダの中のvarフォルダ」(Windowsではディレクトリをフォルダと呼ぶのが一般的)を指している。
Windowsネットワークでファイル共有を利用している場合は、「UNC」(Universal Naming Convention)という表記規則が用いられ「¥¥コンピュータ名¥共有名¥共有フォルダ内での残りのパス」という表記となる。「¥¥FILESV1¥SharedDocs¥Text」といった具合である。
(2021.11.16更新)