読み方 : かくしフォルダ

隠しフォルダ【hidden folder】隠しディレクトリ/hidden directory

隠しフォルダとは?

ストレージに保存されたフォルダディレクトリのうち、ファイルシステムなどの機能によって通常の一覧表示に現れないよう設定されたもの。実体は削除されておらず、正しいパスや名前を指定すれば通常通りアクセスできる場合が多い。
隠しフォルダのイメージ画像

多くのオペレーティングシステム(OS)では、フォルダディレクトリの属性の一つとして「隠す」設定が用意されており、これを指定することで一覧から見えなくできる。エクスプローラーなど通常のファイル管理ソフトでフォルダの中身を表示しても、隠しフォルダは画面に現れない。

表示されないだけで実体はその場所に存在しているため、パスや名前を直接指定して操作すれば、通常のフォルダと同様に中身の表示やファイルの操作が行える。簡単な操作で解除することができ、秘匿化や暗号化を目的とした機能ではない点に注意が必要である。

ソフトウェアの設定やコマンドのオプションによって、隠し属性が付いたフォルダをあえて表示させることも可能である。Windowsのエクスプローラーでは、表示設定を変更すると隠しフォルダがアイコンの色を薄くするなどの形で、通常のフォルダと区別できるように表示される。設定を元に戻せば、再び一覧から非表示となる。

隠しフォルダを実現する方法はOSによって異なる。Windowsでは、フォルダプロパティ画面を開き、「属性」欄にある「隠しファイル」にチェックを入れることで不可視にできる。システムの動作に必要な一部のフォルダには「システム」属性も併せて付与され、既定では隠しフォルダよりさらに表示されにくい設定となっている。

一方、LinuxなどのUNIX系OSやmacOSでは、ファイルシステム自体に隠し属性という仕組みは一般的に用意されていない。その代わり、ディレクトリ名の先頭をピリオド(.)で始めると、通常の一覧表示には登場しなくなるという慣習が広く使われている。ホームディレクトリ内に保存されるアプリケーションの設定情報や構成ファイルも、この方法で管理されることが多い。

隠しフォルダは、設定ファイルキャッシュ、アプリケーションの管理用データなど、利用者が日常的に操作する必要のない情報を保存する目的で使われることが多い。誤って削除や変更をしてしまうとソフトウェアの動作に支障が出る場合もあるため、一覧から隠しておくことで、不用意な操作を避けやすくする効果がある。

(2026.7.6更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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