ドキュメントルート【document root】仮想ルートディレクトリ
ドキュメントルートとは?

Webサーバは受信したHTTPリクエストのURLを解析し、パス部分をドキュメントルート以下のディレクトリ構造に当てはめて対応するファイルを探索する。例えば、ドキュメントルートが「/var/www/html」であれば、「/about/index.html」へのアクセスは「/var/www/html/about/index.html」に対応する。
ドメイン名のみが指定された場合は、ドキュメントルート直下に置かれた既定のファイル(index.htmlなど)が参照される設定が一般的である。URL上の階層はこのディレクトリ内部のディレクトリの階層構造と対応している。ドキュメントルートより上位のディレクトリは原則として外部から直接参照できず、公開対象はこの配下に配置されたファイルに限定される。
設定方法はWebサーバソフトごとに異なるが、設定ファイルで公開ディレクトリの絶対パスを指定する方式が一般的である。この設定は公開範囲の管理にも深く関わっており、設定ファイルやパスワード情報などをドキュメントルート内に置くと、外部から取得可能になる恐れがあるため、公開用コンテンツと内部処理用の資源は分離して配置されることが多い。
また、一台のサーバで複数のWebサイトを運用する場合には、仮想ホスト機能を用いてドメインごとに異なるドキュメントルートを指定する方法が採られる。CGIや各種スクリプト環境では、実行プログラム本体をドキュメントルート外に配置し、公開ディレクトリから呼び出す構成も用いられる。