ドキュメントルート 【document root】 仮想ルートディレクトリ

概要

ドキュメントルート(document root)とは、Webサーバ(HTTPサーバ)やFTPサーバが外部に公開するファイルなどが置かれたディレクトリ(フォルダ)。そのディレクトリにあるファイルと、下の階層にあるファイルやディレクトリが公開される。

Webサーバソフトウェアなどの設定項目の一つで、サーバコンピュータ内のストレージ(外部記憶装置)上に設けられたファイルシステムの中で、外部からアクセスを受け付ける起点となるディレクトリを指定する。

外部からそのサーバにアクセスすると、ドキュメントルートに指定したディレクトリがあたかもルートディレクトリ(最上位ディレクトリ)であるかのように見え、中に格納されたファイルやサブディレクトリにアクセスすることができる。

システムによっては、そのコンピュータ内部のストレージにあるディレクトリだけでなく、ネットワーク越しに外部のコンピュータのディレクトリを設定できる場合もある。

(2020.3.31更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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