ジェネレータ 【generator】 ジェネレーター

概要

ジェネレータ(generator)とは、発電機、発生器、生成元などの意味を持つ英単語。ITの分野では、与えられた条件などに基づいてデータプログラムコードを自動的に生成するプログラムなどを指すことが多い。

プログラミングの分野では、言語仕様などの一部として規定された特殊な関数サブルーチンなどの一種で、一定の手順に従って次々に異なるなどを生成して呼び出し元に返すものをジェネレータということがある。

ジェネレータは自身の内部の状態(ローカル変数など)を保存し、呼び出される度に現在の状態から導き出される処理結果を返し、自身の状態も更新する。複雑な繰り返し処理などを効率的に記述したり、無限に続く数列を扱う処理などを簡潔に記述することができる。

ネットサービスなどでは、利用者の指定したパラメータなどに基づいて文字列や画像など何らかの特定の形式のデータを生成するシステムサービスをジェネレータということがある。例えば、生成AIシステムを応用して利用者入力した単語やフレーズから想起される画像をAIが生成するサービスなどがある。

(2023.8.24更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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