読み方 : ウィンエスシーピー

WinSCP

概要

WinSCPとはWindows向けに開発されたオープンソースファイル転送クライアントソフト。手元のパソコンと遠隔のサーバ間でファイルを送受信するソフトで、SFTPSCPFTPSFTPWebDAVなどの通信方式に対応している。SSHによる暗号化通信で送受信データを保護することができる。
WinSCPのイメージ画像

グラフィック表示とマウス操作で使用するGUI画面と、文字入力で操作するCLIコマンドライン)画面を選択できる。GUIではローカルとリモートのディレクトリを左右に並べた2画面構成で、ドラッグ&ドロップによるファイル転送が可能である。コマンド操作に不慣れな利用者でも扱いやすく、Windowsエクスプローラーに近い画面構成も選択できる。

テキストエディタを内蔵しており、サーバ上の設定ファイルを直接開いて編集し、保存と同時にサーバ側へ反映できる。ローカルとリモートのフォルダを比較して変更のあるファイルだけを同期する機能も備える。コマンドラインインターフェースではスクリプト機能も利用でき、定期的なバックアップや大量ファイルの転送を自動化することができる。

接続先の情報はセッションとして保存でき、ホスト名や認証情報を登録して次回からは接続先を指定するだけで利用開始できる。パスワード認証に加え、公開鍵認証Kerberos認証にも対応している。SSH接続ソフトのPuTTYと組み合わせて使われることも多く、Windows環境におけるサーバ管理の手段として人気が高い。

2000年にチェコのマルティン・プリクリル(Martin Přikryl)氏が開発し、オープンソースソフトウェアとして公開した。無償で利用でき、日本語を含む数十か国語の表示に対応している。Webサーバの保守やシステム開発・運用の現場を中心に、世界的に利用されている。

(2026.5.19更新)
 

他の辞典等による「WinSCP」の解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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