有効画素数 【number of effective pixels】 number of valid pixels
概要
有効画素数(number of effective pixels)とは、デジタルカメラなどの性能を表す指標の一つで、イメージセンサーを構成する受光素子のうち、実際に撮影に使用する素子のみを用いて記録した場合の画素数のこと。デジタルカメラやスマートフォン、パソコンなどのデジタル機器では、写真などをデジタル方式で表現・記録する。これは縦横に格子状に色の付いた微細な点が並んだ形式となっており、この微細な点のことを画素(pixel:ピクセル)という。
一枚の画像をいくつの画素で表現するかを表すのが画素数(ピクセル数)で、例えば横に1920個、縦に1080個の画素を敷き詰めた画像データは1920×1080で207万3600画素のデータとなる。各画素が24ビット(3バイト)のフルカラーの色情報を持つと、約6.2MB(メガバイト)のデータ量となる。
カメラやスマートフォンに内蔵されたイメージセンサーは数十万~数百万の受光素子が光を電気信号に変換して画像を記録する。すべての素子を利用した場合の画素数を「総画素数」というが、周辺部の素子はノイズや光量の問題から使用しないものがある。
実際に撮影に使用する素子から出力される画像の画素数を有効画素数と呼び、メモリーカードなどにファイルなどとして記録される際の画素数を「記録画素数」という。有効画素数は総画素数より少なくなり、記録画素数は有効画素数と同等か少なくなる(得られた画像に縮小処理を行う)。
(2022.8.1更新)