ビューア 【viewer】 ビューワ

概要

ビューア(viewer)とは、コンピュータ上のデータやファイル、あるいは何らかの外部の対象物を表示・閲覧するための機器やソフトウェアのこと。画面表示や印刷など出力機能に特化しており、編集や保存などの機能は持たない。

表示対象の種類に応じて「画像ビューア」「電子書籍ビューア」「イベントビューア」のように複合名詞を形成するのが一般的である。似た意味の用語に「ブラウザ」(browser)があり、厳密な区別や使い分けはなくほぼ同義として用いられる。「エクスプローラー」(explorer)も近い意味だが、こちらはもっぱら扱う対象が複雑で複合的な構造を保つ場合に好まれる。

また、類義語として、文書や文章など文字情報が主な対象となる場合は「リーダー」(reader)の語が、動画や音声、ビデオゲームなど時系列に内容が変化する対象の再生が主目的の場合は「プレーヤー」(player)の語がそれぞれよく用いられる。

一方、データなどの作成や編集の機能を持つソフトウェアやシステムのことは、「エディタ」(editor)、「メーカー」(maker)などのように呼ぶ。

(2019.6.13更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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