ドットバイドット 【1:1 pixel mapping】 just scan
概要
ドットバイドット(1:1 pixel mapping)とは、ディスプレイ装置などの表示モードの一つで、表示する画像や映像などのデータ上の画素と、表示装置上の画素が一対一に対応させる方式。画面サイズに合わせた拡大や縮小などの処理を行わない。和製英語。コンピュータ側の画面サイズの設定とディスプレイ側の物理的な画素数が異なる場合、ディスプレイの大きさに合わせて出力映像を自動的に縦または横、あるいは両方向に拡大・縮小する処理を行うことがある。表示内容がディスプレイ画面全体にちょうど収まるように現れるが、変形処理によってぼやけやにじみなど画質の劣化が生じる。
ドットバイドットではこのような処理を行わず、データ上の一画素をそのまま装置上の一画素に対応付けて表示する。くっきりとした表示を得ることができるが、コンピュータ側とディスプレイ側で画面サイズの設定に相違があると、一部がはみ出して映らなかったり(データの方が広い場合)、表示領域の上下や左右に何も表示されない隙間が生じたり(装置の方が広い場合)する。
テレビやディスプレイ装置、画面一体型のデジタル機器(携帯ゲーム機など)では、通常の表示モードが自動的に拡大・縮小する処理を行う方式であることが多いが、設定によりドットバイドットによる表示を選択できるようになっているものもある。
(2019.2.7更新)