BNCコネクタ 【Bayonet Neill-Concelman connector】

概要

BNCコネクタ(Bayonet Neill-Concelman connector)とは、同軸ケーブルコネクタ形状の一つで、簡単な操作で着脱でき、ネジ切りなどに頼らず固定できるタイプのもの。映像機器や通信機器、計測機器などで広く普及している。

レセプタクルのガイドに位置を合わせて挿入し、先端のリング部分をわずかに回転させるとロックされ、内部のバネの力でしっかりと固定される。逆方向にわずかに回せばすぐに取り外せる。この仕組みを「バヨネット機構」(bayonet mount)「バヨネットロック」などと呼ぶ。

径の細いケーブル向けのコネクタで、50Ωと75Ωのタイプがよく知られる。前者は電力の送電用、後者は信号の伝送用によく用いられる。IEC国際電気標準会議)ではBNCコネクタの規格を「IEC 60169-8」として標準化しており、他に日本のJIS規格にある「JIS C 5412」や、米軍が調達先に求めるMIL規格にある「MIL-C-3608」「MIL-C-39012」なども参照される。

(2023.2.6更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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