ドットピッチ 【dot pitch】 画素ピッチ / pixel pitch / ピクセルピッチ

概要

ドットピッチ(dot pitch)とは、画面を構成する微細な点(ドット/ピクセル/画素)の物理的な大きさのこと。ディスプレイ装置の表示の精細さを表す指標としてよく用いられる。

ディスプレイなどの画像の入出力装置は、画面や画像を色のついた微小な点が縦横に規則正しく並んだものとして表現し、この点のことをドットdot)、ピクセルpixel画素)などという。装置によってドットの物理的な大きさは異なり、ドットが大きいほど像は粗く、表示できる範囲は狭くなり、小さいほど精細に広範囲を表示することができる。

ドットピッチは画素の大きさを表し、隣り合う画素間の距離をマイクロメートル(μm)で表すか、縦または横の単位長さ(通常は1インチ)あたりに含まれる画素の数を「dpi」(dot per inchドット毎インチ)あるいは「ppi」(pixel per inchピクセル毎インチ)などの単位で表す。例えば、ドットピッチが100dpiの装置は長さ1インチ(2.54cm)を100個の点で構成したもので、一つの画素は約0.25mm四方の大きさとなる。

(2019.3.2更新)

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