ワイドディスプレイ 【ワイドモニター】 wide monitor
概要
ワイドディスプレイ(ワイドモニター)とは、ディスプレイ装置の製品区分の一つで、従来より横幅が広い製品のこと。画面の縦横比率(アスペクト比)が、古くからある横4:縦3や5:4ではなく、8:5や16:9などの横長になっている。デジタルテレビ放送やフルHD形式の動画データでは、アナログテレビ放送や従来のコンピュータディスプレイよりも横長な16:9のアスペクト比となっており、これをそのまま表示可能な形状の製品をワイド型という。
ディスプレイの画面サイズは伝統的に対角線の長さをインチ単位で示すが、ワイド画面の機種は従来機種と混同しないよう末尾に「ワイド」(あるいは「W」「Wide」など)をつけ、「22インチワイド」(22W型)などのように表示する場合もある。また、画素数を表す符号にも従来のものの先頭に「W」「Wide」などを付け「WUXGA」(UXGAのワイド型)などのように表記する。
2010年代以降にはデジタル放送やHD/UHD動画の普及により新たに発売される表示装置のほとんどがワイド型となったため、製品区分としてワイドディスプレイと呼ぶことはほとんどなくなった。一方、アスペクト比21:9などワイド型よりさらに横長の製品も登場するようになり「ウルトラワイドディスプレイ」(ウルトラワイドモニター)と呼ばれる。
(2022.5.8更新)