Mini DisplayPort
DisplayPortはDVIの後継となるデジタル方式の出力インターフェース規格で、画面の映像出力と音声出力を一本のケーブルで同時に行うことができる。業界団体のVESA(Video Electronics Standards Association)が規格を策定している。
標準のコネクタは幅16.1mm×高さ4.76mmだが、Mini DisplayPortは幅7.5mm×高さ4.6mmと横幅が狭い形状となっている。ピン数(20本)や信号形式、伝送性能などに違いはなく、ディスプレイ側の標準コネクタと接続する。ケーブルには片方が標準コネクタ、もう片方がミニコネクタの製品を用いる。
2008年に米アップル(Apple)社が提唱した仕様で、2009年のDisplayPort 1.2で標準化された。同社のMacBookシリーズのノートパソコンに標準採用されたほか、他社のノートパソコンにも採用された。USB Type-CポートでDisplayPort信号を流す「DisplayPort Alt Mode」の策定以降はUSB Type-Cに置き換えられるようになり、新規に採用されることはほとんどなくなっている。
(2024.6.25更新)