ジャギー 【jaggy】
ビットマップ形式の画像(ラスター画像)を拡大した時などによく見られるもので、画像を縦横に格子状に並んだ微細な正方形の集合として表現しているため、拡大によって曲線や斜線なっている部分がガタガタした階段状になってしまう。
周囲に背景と線(あるいは輪郭の内と外)の中間色を配置してジャギーを目立たなくする画像処理を「アンチエイリアシング」(アンチエイリアス)あるいは「スムージング」という。これによりジャギーは目立たなくなるが、輪郭がぼやける代償がある。
かつてはディスプレイやプリンタの解像度が低く表示・印刷された個々の画素が視認できるほど大きかったため通常の使用法でもジャギーを意識したり対策することがあったが、近年では両機器とも極めて高解像度になったため、ジャギーを意識する機会は画像の拡大処理を行う場合くらいとなっている。
(2020.5.10更新)