透過PNG 【transparent PNG】 透明PNG / トランスペアレントPNG
概要
透過PNG(transparent PNG)とは、画像形式の一つであるPNGの仕様の一つで、画像内の特定の1色を透過色(透明)に指定したり、各画素に透明度を設定することで、背景を透過表示させることができるもの。また、その仕様を用いて作成されたPNG画像。画像内で透過色が指定された画素は表示ソフトなどにより背景色と合成され、背景が「透けて見える」ように表示される。これにより、画像データそのものは矩形でありながら、表示の上では任意の形状を表現することができる。
8ビットPNGでは256色のうちいずれか1色を透明に指定することができ、指定された色の画素の部分には背景にある色がそのまま表示される。フルカラーPNGの場合は各画素に色情報に加えて「アルファチャンネル」と呼ばれる透明度を表す情報が加えられ、透明度に応じて背景色と合成された半透明の表現が可能となる。
RGB(赤・緑・青)が各色8ビットの24ビットPNGの場合は、8ビット(256段階)の透明度が加わって32ビットPNGとなる。各色16ビットの48ビットPNGの場合は、16ビット(65,536段階)の透明度が加わって48ビットPNGとなる。
(2022.7.14更新)