ノングレア 【non-glare】 アンチグレア / anti-glare / 非光沢 / 反射防止

概要

ノングレア(non-glare)とは、ディスプレイ装置などの表示面に光を拡散する処理・加工を施し、外光の写り込み現象(グレア)を抑止すること。また、そのような加工を施した液晶ディスプレイなどの表示パネル。

表面に細かな凹凸をつけるなどして反射光を適度に拡散させ、鏡のように像の映り込みが起きたり、太陽や照明の光がくっきり反射して見難くなる現象が起きにくくする。長時間使用しても目への負担が軽く、掃除などで表面を拭いても傷つきにくい。

ただし、表面がツヤツヤしている光沢処理の画面に比べると、画面が発する光もある程度拡散してしまうため、発色が不鮮明になったり、像がわずかにぼやけたり、全体が白っぽい色味になってしまう場合がある。

屋外で使用することの多いスマートフォンノートパソコンなどの携帯機器でノングレア型の画面が好まれ、室内で固定的に使用されるテレビや据え置き型の液晶ディスプレイ装置などでは発色のよい光沢型の製品が好まれる傾向にある。スマートフォンなどの液晶画面の上に貼り付けてノングレア化するシートやシール(ノングレアフィルム/非光沢フィルム)などの製品もある。

(2024.1.9更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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