読み方 : エイチディープラス
HD+【WXGA++】1600×900/Wide XGA++

動画の「HD」(High Definition)画質とされる仕様の画素数の下限が概ね1280×720ピクセルであり、これより縦横に25%大きなサイズであるためこのように呼ばれる。また、WXGA型(1280×768、1280×800、1366×768のいずれか)およびWXGA+型(1440×900)を基準に、これらを少し広げたサイズであるという意味で「WXGA++」という呼称も用いられる。さらに画素数を拡大した1920×1080は「フルHD」(Full High Definition)という。
主に2010年前半の液晶ディスプレイやノートパソコンに採用された画素数で、動画データのサイズとしてはほとんど使われていない。16:9のアスペクト比は多くの動画コンテンツやデジタルテレビ放送の規格と同じであるため、動画視聴時に上下へ黒帯が入らず画面を有効に使える。14~15インチクラスのノートパソコンや17~20インチ程度のデスクトップパソコン用ディスプレイに採用例が多く、文字の大きさと表示情報量のバランスが取れた解像度とされる。
フルHDと比べると処理すべき画素数が約7割に抑えられるため、グラフィック性能が高くない機器でも滑らかな描画を維持しやすく、消費電力も抑えられる。製造コストの面でもパネルの原価を低く保ちやすく、エントリーモデルやオフィス向けパソコンに多く採用された。2010年代後半頃になると低価格モデルの製品でもフルHDが標準的となり、HD+はあまり採用されなくなった。