読み方 : ユーエイチディー / ウルトラエイチディー
UHD【Ultra-High Definition】Ultra HD/ウルトラHD

従来のフルHD(1920×1080ピクセル)を基準に、縦横をそれぞれ2倍にした3840×2160ピクセルを「4K UHD」、それぞれ4倍にした7680×4320ピクセルを「8K UHD」のように呼ぶ。前者が先行して実用化されたため、古い資料などでは4Kを指してUHDと表記している場合もある。
これらは国際電気通信連合(ITU)が定めたテレビ放送の映像規格を元にした呼称だが、映画業界ではDCI(Digital Cinema Initiatives)の定めたデジタルシネマ規格の4096×2160ピクセルを4Kとしており、UHDと区別する際は「DCI 4K」のように表記する。
2010年代にフルHDを超える次世代の画素数として4K UHDが普及し始め、4Kデジタルテレビ放送(NHK BSプレミアム4Kなど)、映像ソフトの「Ultra HD Blu-ray」規格、家庭用ゲーム機の「PlayStation 5」など、映像ソース側でもUHD対応のものが増えている。機器側でも4K表示可能なテレビなどが高級機種を中心に普及し始めている。
2018年にNHKがBS8K放送を開始するなど、8K解像度も実用化されてはいるが、対応機器は高価で機種が限られ、映像制作も高コストなため、表示・再生機器側も映像ソフト側も対応がなかなか進まない。消費者も4K画質に十分満足しており、高額な機器に買い替えてでも8Kソフトを見たいという需要は限られているのが現状である。
(2025.8.28更新)