共有フォルダ 【shared folder】 共有ディレクトリ / shared directory

概要

共有フォルダ(shared folder)とは、コンピュータストレージ(外部記憶装置)内のフォルダディレクトリのうち、同じネットワーク上の他のコンピュータからも参照できるように設定されたもの。

共有フォルダは外部のコンピュータから見ると、そのコンピュータストレージ内にあるフォルダと同じように表示・操作できるため、家庭内や部署内など比較的小規模なネットワーク内で簡便にファイルフォルダの送受信を行う方法として普及している。

通常、フォルダを共有状態に設定するには利用者による操作が必要で、その際、どのネットワークや機器から接続可能にするのか、どのユーザーアカウントやユーザーグループに読み書きを許可するのか、読み出しのみ許可するか書き込みや削除も可能にするか、といったアクセス権の設定を行う。

利便性を求めるあまり野放図に権限を付与すると、無関係な外部の利用者による侵入やデータの覗き見、漏洩などを招くことになるため慎重に設定する必要がある。

(2018.3.21更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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