ゲート 【gate】
概要
ゲート(gate)とは、門、門扉、出入り口、通路、開閉する、などの意味を持つ英単語。半導体の分野では、電界効果トランジスタ(FET:Field Emission Transistor)において、ソースとドレインの間の絶縁体の上に置かれた電極のことをゲートという。ここに電圧を加えることでソース-ドレイン間の電流を遮断したり通したりすることができ、開閉できる門のような役割を果たすためこのように呼ばれる。
論理ゲート (logic gate)
半導体集積回路(ICチップ/LSIチップ)を構成する、最も基本的な論理演算を実行する論理回路の最小単位を「論理ゲート」(logic gate)あるいは単にゲートという。
論理演算の種類に対応してNOTゲート、ANDゲート、ORゲート、XORゲート、NANDゲート、NORゲート、XNORゲートなどの種類があり、複雑・大規模な論理回路はこれら基本的な論理ゲートを組み合わせて構成されている。
ICチップの規模(集積度)を計る単位として、いくつの論理ゲートを繋ぎ合わせて作られたかを表す「ゲート数」(単位:ゲート)が用いられることもある。
(2021.1.26更新)