ゲート 【gate】
半導体の分野では、電界効果トランジスタ(FET:Field Emission Transistor)において、ソースとドレインの間の絶縁体の上に置かれた電極のことをゲートという。ここに電圧を加えることでソース-ドレイン間の電流を遮断したり通したりすることができ、開閉できる門のような役割を果たすためこのように呼ばれる。
また、ICチップを構成する、最も基本的な論理演算を実行する論理回路の最小単位を「論理ゲート」(logic gate)と呼び、これを略してゲートと呼ぶことがある。否定演算を行うNOTゲート、論理積演算を行うANDゲート、論理和演算を行うORゲートなどの種類があり、これらを組み合わせて複雑な演算や制御を行う回路を構成する。
(2025.2.28更新)