リッスン【listen】リスニング/listening

概要

リッスンとは、「聞く」という意味を持つ英単語で、通信機能を持つソフトウェアが、外部からのアクセスに備えて待機すること。サーバソフトウェアが外部のクライアントからの接続要求を待ち受けることを指すことが多い。
リッスンのイメージ画像

インターネット上の一般的な通信は、サービスを提供する「サーバ」と、それを利用する「クライアント」に役割が分かれている。サーバがサービスを提供するには、まず外部からの接続を受け付けられる状態に入らなければならない。この接続の受け入れが可能な待機状態を「リッスン」という。

TCP/IPでは一つのIPアドレスで複数のプログラムが同時に異なる通信を行えるよう、「ポート番号」という識別番号が用意されており、それぞれの番号ごとに窓口が設けられる。サーバソフトウェアコンピュータ上で起動すると担当するポート番号オペレーティングシステム(OS)に登録し、そこへの呼び出しを待つ。これを「ポートをリッスンする」と表現する。Webサーバであれば標準で80番HTTP)または443番ポートHTTPS)でリッスンし、Webブラウザからのアクセスを待ち受ける。

一般的な技術的手順としては、まず「ソケット」(socket)と呼ばれる通信の端点を作成し、次にIPアドレスポート番号を割り当て(バインド)、最後にlisten関数を呼び出すことで待ち受けが始まる。リッスン状態に入ると、OSは接続要求を一時的に蓄えるキューを確保する。クライアントからの要求が届くと、サーバはaccept関数でキューから取り出して個別の通信を確立する。リッスン中のソケットは受付に専念し、その後の通信には関与しない。

ファイアウォールセキュリティソフトが「アプリケーションがリッスンしようとしています」と警告を表示するのは、外部から接続を受け付ける入口が開かれようとしていることを意味している。意図しないプログラムがリッスン状態になっていないかを確認することはセキュリティ管理上、欠かせない確認事項である。

(2026.4.22更新)
 

他の辞典等による「リッスン」の解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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