ハンドリング【handling】ハンドルする

概要

ハンドリングとは取り扱い、処理、操作、対処などを意味する英単語。IT分野では、プログラムが特定の状況や事象を検知し、あらかじめ定められた手続きに沿って適切に処理することを指すことが多い。
ハンドリングのイメージ画像

プログラミングやソフトウェア開発においては、実行中に発生した事象(イベント)や状態変化に対して、対応する処理を実行することをハンドリングという。利用者の操作、外部機器からの信号、システム内部の状態変化など、様々な種類の事象を対象とする。単に処理を実行するだけでなく、状況に応じた分岐や制御までを含めて表現されることが多い。

代表的な用法として「エラーハンドリング」と「イベントハンドリング」がある。エラーハンドリングとは、プログラムの実行中に発生した異常や例外(exception)に対処することである。エラーメッセージの表示、処理の中断や再試行、代替処理への切り替えなどを行い、システム全体の動作を維持する。イベントハンドリングとは、利用者のクリックやキー入力、通信の到着、タイマーの満了といった出来事を契機として、対応する処理を実行することである。

ハンドリング処理を実装したプログラム上の処理単位は「ハンドラ」(handler)と呼ばれる。エラーに対応するものは「エラーハンドラ」(error handler)、イベントに対応するものは「イベントハンドラ」(event handler)という。ハンドラはあらかじめ特定の事象と結び付けられており、該当する条件が満たされたときに自動的に実行される。

一般の外来語としては「取り扱い」「ハンドル操作」などの意味で用いられることが多い。自動車では車両の操縦性やハンドル操作への応答性を表す語として用いられ、物流では荷物や機材の搬送・入出庫を意味する。スポーツではボールや用具を巧みに扱う動作を指す場合もある。

(2026.6.10更新)
 
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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