ヒアドキュメント 【here document】 ヒア文字列
UNIX系OSのシェルスクリプトやスクリプト言語などでよく見られる機能で、改行や引用符などを含む任意の文字列を、指定した範囲内に書いた通りに文字列リテラルとすることができる。内部で変数展開などが行える言語もある。
言語によって記法が異なるが、よく用いられる方式は、言語仕様などでヒアドキュメントの開始を表す特殊な文字の並びが決まっており、その直後に終端となる文字列(なんでもよい)をコード記述者が指定する。続いてヒアドキュメントの内容が記載され、先頭で指定した終端の文字列が現れると終了となる。
例えば、シェルスクリプトでコマンドへの入力などとして「<<」に続けて終端文字列を指定すると、以降の入力文字列は終端に指定した文字列が出現するまでヒアドキュメントとして解釈される。
(2020.5.9更新)