ルーチン【routine】ルーティン/ルーティーン

概要

ルーチンとはプログラムの中で特定の機能や処理をひとまとめにし、名前をつけて外部から呼び出せるようにしたコード単位。英単語の “routine” には「日課」「定形業務」といった意味があり、プログラミング以外でも日常的に使われる言葉である。
ルーチンのイメージ画像

プログラムを作成していると、同じ処理が複数の箇所で必要になることがある。そのたびに同じコードを書くと、修正が必要になった際にすべての箇所を変更しなければならず、ミスも生じやすい。ルーチンを使えば処理の中身を一箇所にまとめて何度でも呼び出せるため、修正もその一箇所を変えるだけで済む。コードの重複を避け、プログラム全体を整理された構造に保つことができる。

言語によっては、処理結果の値を呼び出し元に返すルーチンを「関数」(function)、値を返さないルーチンを「プロシージャ」(procedure)として区別する場合がある。また、プログラム起動時に最初に実行される中心的な部分を「メインルーチン」(main routine)、そこから呼び出されて個別の作業を担う部分を「サブルーチン」(subroutine)という。単に「ルーチン」と言う場合、サブルーチンを指すことも多い。

大きな処理を複数の小さなルーチンに分割し、それらを組み合わせてプログラム全体を構成する手法は「構造化プログラミング」の根幹をなすもので、1960~70年代以降のソフトウェア開発に広く定着した。現代の多くの言語では「関数」や「メソッド」(オブジェクト指向言語の場合)という呼称が主流となっており、「ルーチン」はやや古風な表現として残っているが、処理をまとめて名前をつけるという考え方は変わっていない。

(2026.5.8更新)
 

他の辞典等による「ルーチン」の解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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