アンコメント【uncomment】

概要

アンコメントとはプログラムソースコードや設定ファイルにおいて、コメント記法によって無効化されていた記述からコメント記号を取り除き、通常のコードとして再び実行・解釈される状態に戻す操作。コメントアウトの逆の操作にあたる。
アンコメントのイメージ画像

プログラミング言語マークアップ言語ソースコードを編集する際、記述済みのコードを完全に削除するのではなく、一時的に無効化して動作を確認したい場合がある。その手段として用いられるのが「コメントアウト」(comment out)で、対象箇所にコメント記号を付与することで処理系による解釈・実行の対象から外す。

検討や検証の結果、コメントアウトしていたコードを再び有効にする必要が生じたとき、付与していたコメント記号を削除して元のコードに戻す操作がアンコメントである。コードそのものは保持されているため、記号の削除だけで即座に復帰できる。

C言語やJavaJavaScriptなどでは、「// a++;」や「/­* a++; *­/」のようにコメントアウトされた行から「//」や「/­*」「*­/」「を取り除いて「a++;」に戻す操作がアンコメントにあたる。HTMLでは、「<!-- テキスト -->」から「<!--」と「-->」を削除することで、内部のタグが再びブラウザに処理されるようになる。言語ごとにコメント記法は異なるが、構文解析の対象外とする仕組みを解除するという点は共通している。

コメントアウトとアンコメントは、デバッグ動作確認の場面で繰り返し行われる。特定の処理を止めて挙動の変化を確認したり、複数の実装候補を切り替えながら検証したりする用途に向いている。主要なコードエディタや統合開発環境 (IDE) にはショートカットキーで選択範囲を一括してコメントアウトまたはアンコメントできる機能が備わっており、手作業による記号の入力・削除に比べて誤操作のリスクを抑えつつ効率的に作業を進めることができる。

(2026.6.19更新)
 
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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