アンコメント 【uncomment】

概要

アンコメント(uncomment)とは、プログラムのソースコードなどの中でコメント化して解釈・実行されないようにしていたコードを、コメントから外して再び有効な状態に戻すこと。コメントアウトの逆の操作。

プログラミング言語やマークアップ言語のソースコードや設定ファイルを記述・編集するとき、すでに記述されたコードを完全に削除するのではなく、一時的に無効化して試験などを行いたい場合がある。

その際、実行したくない箇所をコメント記法でコメント化する「コメントアウト」(comment out)が行われる。様々な検討の結果、コメントアウトしていたコードを再び有効な状態に戻したくなったら、コメント記法を削除して再び通常のコードに戻すアンコメントを行う。

例えば、C言語やJavaJavaScriptなどで「a++;」という行を一時的に無効にしたい場合に、「// a++;」や「/* a++; */」のようにコメント化するのがコメントアウト、「//」や「/*」「*/」を削除して「a++;」に戻すのがアンコメントである。

(2023.7.11更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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