プロファイラ 【profiler】
概要
プロファイラ(profiler)とは、コンピュータプログラムが実行される様子を監視・記録し、プログラム中の各箇所の動作順や実行時間などを集計・解析するプログラム。ソフトウェアの開発環境や実行環境の機能の一部として提供され、プログラムの性能測定・解析を行うことができる。プログラムの起動から終了までの間に行われた関数呼び出しなどの動作を逐一記録し、時系列に並べて出力(トレース)したり、呼び出し回数や処理時間などを集計して総計や平均などの要約(プロファイル)として出力する。CPU使用率やメモリ占有量などを時系列に記録し、どこを実行しているときに増大・減少しているかを調べられるものもある。
開発者はプログラム中のサブルーチンなどのうち、実行頻度の高い箇所や実行時間の長い箇所を知ることができる。そのような箇所はホットスポット(hotspot)あるいホットパス(hot path)などと呼ばれ、その部分を集中的に改良することで性能を効率的に向上させることができる。
(2018.11.7更新)