FizzBuzz問題 【フィズバズ問題】 FizzBuzz test

概要

FizzBuzz問題(フィズバズ問題)とは、英語圏の有名な言葉遊びである “Fizz Buzz” (フィズバズ)のルールをコンピュータプログラムに実装したもの。プログラミング初心者向けの簡単な例題としてよく知られている。

ルールは単純で、1から順に数を数え上げていき、3の倍数なら「Fizz」、5の倍数なら「Buzz」、両方の倍数(15の倍数)なら「Fizz Buzz」、いずれでもなければその数を言う。「1」「2」「Fizz」「4」「Buzz」「Fizz」「7」「8」「Fizz」「Buzz」「11」「Fizz」「13」「14」「Fizz Buzz」「16」…のように進行する。

これを1から与えられた値までコンピュータに実行させるプログラムを作成する課題がFizzBuzz問題で、あるプログラミング言語で初歩的なプログラムを作成する能力があるかを見分ける簡易な試験としてよく知られる。

一般的な手続き型言語の場合、繰り返し構文と条件分岐構文、剰余演算(割り算の余りを求める演算)を組み合わせ、for(var i=1;i<=100;i++){if(i%15==0)print("Fizz Buzz");else if(i%3==0)print("Fizz");else if(i%5==0)print("Buzz");else print(i);} のような簡潔なコードで書き表すことができる。

(2021.11.29更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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