読み方 : いぞんファイル
依存ファイル【dependent file】
概要

コンピュータ上では、ある資源Aが外部の資源Bの機能を利用するよう構成され、Bが存在しない環境ではAが正しく動作しないという状況がよく生じる。このとき「AはBに依存している」と表現し、AとBが共にファイルである場合に、参照される側のBをAの依存ファイルという。
代表的な例がプログラムの実行ファイルとライブラリファイルの関係である。一般的なプログラムはあらゆる処理を自身に詰め込むのではなく、外部のライブラリファイルに定義された関数を実行時に呼び出して利用する。このとき、ライブラリファイルが実行ファイルの依存ファイルとなる。実行環境にライブラリファイルが存在しない場合、プログラムはエラーを起こして終了する。
Webページにおいても同様の関係が見られる。HTMLファイルは画像ファイルやCSSファイル、JavaScriptファイルなどを読み込んでページを構成する場合があり、これらが依存ファイルとなる。画像ファイルがサーバから削除されれば該当箇所が空白になり、CSSファイルが欠ければレイアウトが崩れるなど、依存ファイルの欠落は表示の不具合として現れる。
近年のソフトウェア開発では、ライブラリが別のライブラリに依存するといった多段的な依存関係が生じることも多く、依存ファイルの管理は煩雑になりやすい。こうした状況に対応するため、必要な依存ファイルを自動的に取得・導入する「パッケージ管理システム」が利用されている。Node.js環境の「npm」や、Python環境の「pip 」などがよく知られ、バージョンの指定や依存関係の解決を自動的に行う。
(2026.6.22更新)