依存ファイル 【dependent file】
概要
依存ファイル(dependent file)とは、あるファイルが正常に機能するために必要となる、ある特定の別のファイルのこと。IT分野では、ある資源Aが外部の他の資源Bが提供する機能などを取り込むように設定されており、Bが無い環境では正しく機能しないという状況がよく生じる。このとき、「AはBに依存している」という。AとBが共にファイルである場合に、BはAにとっての依存ファイルであるという。
例えば、コンピュータプログラムの開発時に他の開発者が提供する動的リンクライブラリ(DLL:Dynamic Link Library)の機能を呼び出して利用するようなコードを記述した場合、実行環境にはそのプログラムの実行ファイルの他に、参照先のライブラリファイルが必要となる。この時、実行ファイルにとってはライブラリファイルが依存ファイルとなる。
他にも、WebページのHTMLファイルが外部の画像ファイルを参照して埋め込んで表示する場合など、複数のファイル間に何らかの依存関係がある場合に、依存先のファイルを依存ファイルという。
(2022.4.19更新)